竹ノ塚整骨院、竹ノ塚接骨院

尿失禁

尿がもれることを、医学的には尿失禁といいます。尿失禁とひとことでいっても、その程度や原因はさまざまです。 尿失禁のなかで最も多いものは、重い荷物を持ったり、かがんだり、咳やくしゃみをしたときに 下着が少し濡れてしまったなど、女性が腹部に力を入れたときに起こる尿もれ(尿失禁)です。 産科婦人科の調査によると、外来を受診した女性の約30%に尿失禁の経験がありました。

尿失禁は、生命にかかわるような病気ではないこともあり、ともすると、ないがしろにされがちでした。 また、ほとんどの女性が「尿をもらす」ことを「恥ずかしい」と感じてしまうこともあり、 誰にも相談できずにひとりで悩んでいるケースが多いようです。

QOL(クオリティ・オブ・ライフ)が重視される現在では、尿失禁は日常生活の質を低下させる症状とみなされています。 恥ずかしいことでも珍しいことでもなく、成人女性の3人に 1人には現れる症状です。

悩まされているのはあなただけではありません。尿もれ(尿失禁)の程度は人によって感じ方が異なります。 はじめての尿もれ(尿失禁)に驚いて受診する人もいれば、尿もれ(尿失禁)パッドを何年も使い、がまんできなくなって 受診する人もいます。尿失禁の治療法は進歩していて、適切な治療を受ければ 8〜 9割の人がよくなります。 実際、積極的に治療に取り組んで、快適な日常生活を取り戻す女性も増えています。前述の大阪市立大学の調査によると、 尿失禁の経験がある人の約 20%に治療が必要でした。 尿失禁にはじめて気づくのは 30〜 40歳代が 最も多いといわれていますこれは尿失禁が出産と深い関係にあるからです。

分娩後の女性に行ったアンケート調査では、約6割の人に尿もれ(尿失禁)の経験がありました。 胎児が骨盤内に降りる妊娠後期には、胎児の頭部が子宮の前方にある膀胱を圧迫し、尿もれ(尿失禁)を 起こすことがあります。また、出産時には胎児が通りやすいように、産道の周囲の骨盤底筋群(骨盤を支える筋肉)が 緩みます。自然な出産でゆっくり産道が開けば問題ないのですが、陣痛促進剤の利用や鉗子分娩、吸引分娩、 腹部を圧迫して胎児を出すなど、産道が開かないうちに出産したり、胎児が大きすぎると、 骨盤底筋群の筋肉や繊維が切れてしまったり、伸びきってもとに戻らなくなり、尿失禁を起こすことがあります。 出産が原因の尿失禁は、出産後、半年から 1年で自然に治りますが、骨盤底筋群が緩んだままになっていると、 歳をとってから尿失禁が起こりやすくなります。

当院では運動療法を行なうことで骨盤底筋群の筋力強化を図る事により尿失禁の改善が可能です。


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